のどか日越クラブ Nodoka Việt Nhật

日本国内でベトナム人労働者層に日本語を教えるための情報交換や意見交換、調査、研修を行うコミュニケーション・スペースをつくってみようと考え、このアカウントをつくりました。日本国内でベトナム語も適宜活用しつつ日本語を教える方法やベトナム人労働者層向きの教材調査・研究も手掛けたいと思っています。よろしくお願いいたします。

法務省の特定技能の在留資格に関するページ

 みなさま、こんにちは。

 のどか日越クラブです。

 改正入管法にともない2019年4月に新設される(予定の)特定技能の在留資格、ビザに関しては依然として詳細情報が不明確、不確定な点も少なくないようですが、法務省の特定技能の在留資格に関する案内ページが、下記のURLで公開されているようです。

新たな外国人材受入れ(在留資格「特定技能」の創設等)

 現時点(2019年1月下旬の時点)で、上記のページにある情報を大ざっぱに読んだ限りでは、不明瞭な点や未確定のところが少なくないように思われます。

# 2019年3月15日、再度確認したところ、各種情報が掲載されるようになっていました。

 当エントリーをお読みいただき、ありがとうございました。お読みいただいた方々のご参考になれば幸いです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

『外国人の定住と日本語教育』の田中宏氏が担当された第2章を興味深く読みました

 みなさま、こんにちは。

 のどか日越クラブです。

 近所の図書館に立ち寄った際、偶然『外国人の定住と日本語教育』という十数年前に出版された書籍を見つけて、図書館から借りてきました。

 下記のURLに紹介ページがあります。

http://www.hituzi.co.jp/books/225.html

田尻英三・田中宏・吉野正・山西優二・山田泉『外国人の定住と日本語教育ひつじ書房

 『外国人の定住と日本語教育』の第1章、第2章を読み終わりました。

 第1章は、外国人の定住や日本語教育を考える際に読んでおくとよいということで、田尻英三氏が作成されたブックリストと取り上げた本の紹介がされているようです。

 田中宏氏が担当された第2章には、日本で多くの外国人私費留学生を受け入れている日本語学校の問題点と日振協という日本語学校業界団体の問題点が取り上げられています。その当時から日本語学校も日振協も現在起きている問題に通じる問題を抱えていたようであることがわかり、勉強になりました。2004年当時の状況と2019年の状況は大きく異なっているようであるのですが、第2章は興味深く読むことができました。

 もし機会があるようでしたら、後日あらためてもう少し詳しい内容をご紹介したいと思っています。

 # 大変すみません、第3章以降は拾い読みで、読み切れませんでした。機会があるようでしたら、読み切ってもう少し詳しくご紹介したいと思っています。

 当エントリーをお読みいただき、ありがとうございました。お読みいただいた方々のご参考になれば幸いです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

 

ベトナムで最もよく利用されている日本語教科書でベトナム人労働者層に日本語を教えるために必要なことは?2

 みなさま、こんばんは。

 のどか日越クラブです。

 当セントリーは、前のエントリー

https://nodokavietnhat.hatenablog.com/entry/2019/01/20/230000

ベトナムで最もよく利用されている日本語教科書でベトナム人労働者層に日本語を教えるために必要なことは?2

の補足です。

 

 『みんなの日本語』というのは、スリーエーネットワーク社という出版社から出版されている外国人の日本語学習者を対象とする日本語教科書です。日本語クラスや日本語教室で学習者が日本語教師から教えてもらうことを想定しているようで、自学自習にはあまり向いていない、あまり適していない教科書であるように思われます。

 下記のURLはスリーエーネットワーク社の『みんなの日本語』の紹介ページです。

 

 他の日本語教科書と比較しての『みんなの日本語』の特徴は、下記のページにまとめられている「みんなの日本語」の項にわかりやすく説明されているのではないかと思われます。下記のページによると、『1974年の「日本語の基礎」→「新・日本語の基礎」→「みんなの日本語」とタイトルが変わったが40年以上シェアトップ』とのことです。

https://webjapanese.com/blog/j/nihongo/kyoozai/learningmaterials1/

日本語教材いろいろ 1 総合教科書

 

 日本語教師の方々が『みんなの日本語』の内容と教案(教えるためのプログラム、教えるための案)をまとめたウェブサイトもいくつかあります。代表的なものとしては、以下のようなものがあるようです。

https://nihongokyoshi-net.com/minnano-nihongo-lessonplans/

 

みんなの日本語』を活用した日本語教育プログラム、国際交流基金のページにも事例があるようです。

CEFR/JF日本語教育スタンダードに準拠した初級(A1~A2)のコースデザイン紹介 -『みんなの日本語初級』を使ったスペイン・サラマンカ大学日西文化センターの実践例-

 

 当エントリーをお読みいただき、ありがとうございました。お読みいただいた方々のご参考になれば幸いです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

ベトナムで最もよく利用されている日本語教科書でベトナム人労働者層に日本語を教えるために必要なことは?1

 みなさま、こんばんは。

 のどか日越クラブです。

 当セントリーをお読みのみなさま、『みんなの日本語』という日本語教科書をご存知ですか。『みんなの日本語』を手に取ってご覧になったことはありますか。

 ベトナムベトナム人日本語学習者の日本語教育に最もよく利用されている『みんなの日本語』という日本語教科書があります。

 ベトナムだけではなく、実は日本国内の日本語教育でも日本国外の日本語教育の現場でも最もポピュラーな日本語教科書なのではないでしょうか。『みんなの日本語』という日本語教科書は、日本に長期間在住、長期滞在する予定のそれなり以上、または、そこそこ余裕がある外国人日本語学習者を想定しているようで、少なくとも日本国内外の外国人労働者層への日本語教育での利用を想定しているものというわけではないようです。

 どうしてなのかややわかりかねている点もあるものの、その『みんなの日本語』という日本語教科書は、数年前(2011年、2012年ぐらいから?)から現時点(2019年1月の時点)にかけて、ベトナム技能実習生送り出し機関の日本語センターで最もよく日本語教育に利用されている教科書になっているようです。ベトナムで私費留学生に日本語を教えている日本留学会社、日本留学センターでも、やはり『みんなの日本語』が一番よく利用されている日本語教科書ではないかと思われます。

 現時点(2019年1月の時点)で『みんなの日本語』という日本語教科書は第2版が出版されていて、日本の日本語学校などでは大半の学校が第2版に移行しているようなのですが、ベトナムでよく利用されているのは第1版のようです。

 第1版と第2版では一部の語彙や練習問題、会話の内容が入れ替わっていること以外にそれほど大きな相違点はないようであることも、ベトナムで依然として第1版がよく利用されていることの背景にあるのではないかと考えられます。

 ベトナムや日本でベトナム人労働者層への日本語教育を実際に行っていた経験に基づき、ベトナム人労働者層にその『みんなの日本語』で教えていたときにどのような点に注意していたのか、今後どのようなことに注意するとよいのかということをまとめておくことは、これから日本でベトナム人労働者層の日本語教育に関わる人たちにとっても有益ではないだろうか、ということに気づきました。

 そのことと合わせて、遠からぬ将来、日本(のまずは東京都区内か神奈川県の中心部)でベトナム人労働者層の日本語教育に関わる人たちと『みんなの日本語』学習会(『みんなの日本語』勉強会?)のようなものも行うことができたらおもしろいと思っていて、そのための叩き台になるようなものを(大ざっぱな形で)まとめてみようと計画しています。

 現時点(2019年1月の時点)で考えているプランとしては、大きく分けて3つの方向があるのではないかと思っています。

  1. 日本語教育にあまり詳しくはなく日本語を教えた経験もそれほどない(が、日本語を教えることに多少は関心や興味を持っている)日本人や日本語母語話者の人たちを仮の想定読者にしてまとめてみる。
  2. ベトナム人労働者層への日本語教育を実際に行っていた経験に基づき、実際にベトナム人労働者層に日本語を教えている人や教える予定の人たちの関心や興味に合わせるような形でまとめてみる。
  3. 日本語教育に詳しくなく教えた経験もそれほどない(が、日本語を教えることに関心や興味を持っている)日本人や日本語母語話者の人たちに『みんなの日本語』の内容を説明すること、そして、ベトナム人労働者層にその教科書で教えるときに注意する点、その2つを分けてまとめてみる。

 『みんなの日本語』という教科書に関して、日本の日本語学校や日本国外の日本語教育機関で教えている日本語教師向けに教え方のポイントをまとめている既存のウェブサイト等が、いくつか存在するようですので、今さら同じようなものをまとめても、それほど有意義だとは思えません。

 日本語教育に詳しくなく教えた経験もそれほどない(が、日本語を教えることに関心や興味を持っている)日本人や日本語母語話者の人たち、そして、日本に在住、長期滞在しているベトナム人日本語教育に関心や興味を持っている人たちに対する情報提供になるかと思われるので、既存のものとはやや異なるアプローチが必要ではないかと思っています。

 なお、『みんなの日本語』に関しては、後日あらためて取り上げたいと思っています。

 当エントリーをお読みいただき、ありがとうございました。お読みいただいた方々のご参考になれば幸いです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

「やさしい日本語」で記事を書いている新聞記者の方が書かれた記事を読みました

 西日本新聞のウェブサイトで「やさしい日本語」で記事を書いている福間慎一さんという記者の方が書かれた記事を読みました。

 下記の記事です。

私は「日本語」を学んでいなかった 「やさしい日本語」の奥深さと大切さ

 『新聞記事を、分かりやすい日本語に「翻訳」する取り組みだ』という説明がわかりやすいと思いました。

 みなさまにも記事のご一読をおすすめいたします。

 

 当エントリーをお読みいただき、ありがとうございました。お読みいただいた方々のご参考になれば幸いです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

文化庁の就労外国人に日本語を教える日本語教育人材に関する試案

 みなさま、こんばんは。

 のどか日越クラブです。

 文化庁に「『日本語教育人材の養成・研修の在り方について(二次報告案)』の日本語教師【初任】(活動分野:就労者,難民等,海外)に関する意見募集の実施について」というページ

があり、より具体的な内容がPDFファイル

 にまとめられているようです。上記の資料の1ページから6ページまでが「就労者に対する日本語教育人材について指摘されている課題,就労者に対する日本語教師(初任)に求められる資質・能力,教育内容,教育課程編成の目安」の概要になっていて、日本国内でベトナム人労働者層に効果的に日本語を教えるための情報交換や意見交換、調査、研修を行いたいと考えている私たちにとっても、今後どのようなことを考えるとよいのか見通す上で参考になりました。

 もっとも、現時点では大枠の方針などが将来の構想や計画の参考になるだろうというぐらいです。上記の資料は公的機関や大きな民間団体が大々的に日本語教師養成を行うためには良い試案、叩き台なのでしょうが、私たちのような小さなグループが実施に十分なリソースを確保するのは難しいです。

 私たちは小さくても自分たちができることから手掛けていきたいと考えています。

 当エントリーをお読みいただき、ありがとうございました。お読みいただいた方々のご参考になれば幸いです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

みなさま、はじめまして/当ブログについて

 みなさま、はじめまして/こんばんは。

 のどか日越クラブです。

 日本国内でベトナム人労働者層(改正入管法が可決されたことで新設される特定技能の在留資格・ビザの外国人労働者のうちベトナム国籍の外国人労働者、そして、日本のベトナム人技能実習生、ベトナム人私費留学生の受け入れの現状を踏まえて、暫定的にですが、本来は技能実習が本分の技能実習生、本来は日本語学習や専門知識の習得が本分の私費留学生の相当数を含むこととします)に効果的に日本語を教えるための情報交換や意見交換、調査、研修を行いたいと考え、その一環として、当ブログを開設することにしました。

 日本国内でベトナム語も適宜活用しつつ日本語を教える方法やベトナム人労働者層向きの教材調査・研究も手掛けたいと思っています。

 みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。