高嶋幸太『日本語で外国人と話す技術』を大ざっぱに読んでみての感想
みなさま、こんばんは。
のどか日越クラブです。
高嶋幸太『日本語で外国人と話す技術』という本を(大ざっぱにですが)読みました。下記のURLに書籍情報があります。
http://9640.jp/nihongo/ja/detail/?770
高嶋幸太『日本語で外国人と話す技術』くろしお出版
『日本語で外国人と話す技術』という本、実は日本語教育の経験がない日本人、「やさしい日本語」の使用経験がない日本人と外国人労働者(に相当する層の人たち)が会話するときの参考になるかと思い、期待して手に取ったのですが、工場や建設現場、農家で働く外国人との会話の場面等はないようです。
オフィスワークの場面で簡単な用事をお願いする会話例等はあるようですので、対象としている「外国人」として、外国人オフィスワーカーは含まれているが、外国人労働者は含まれていない、ということなのでしょうか。
上記の書籍で参考になったところは、特定の場面の会話でそれぞれ1例ずつ失敗例と改善例が挙げられていることで、そのようなスタイルはわかりやすい例示のしかただと思いました。
日本語母語話者が配慮してわかりやすく気をつけて話すという考え方自体は重要だと思いますし、ヨーロッパやアメリカ、台湾などから観光で来ている外国人と日本語で話すときには特定場面の会話で使われている表現も実際に役に立つこともあるのではないかと思います。
当エントリーをお読みいただき、ありがとうございました。お読みいただいた方々のご参考になれば幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。